工 場 のようなテナントビル

山手通りから路地を抜け、目黒川を渡り少し歩いたところにある目黒区青葉台。
いわゆる“裏ナカメ”と呼ばれている地域です。敷地は先日弊社設計監理させていただいた
青葉台エスカリエビルの建つ街区に位置しています。
この街区や周辺にはこの10年ほどの間にAK-3ビルHSビルなど、弊社が係わらせていただいている商業ビルがあります。
クライアントの方々がめざしているのは、昨今の大規模再開発のような手法ではなく、この地の「場所性」、「需要」を汲み取り、個性的な表現を用いた中小ビルを丁寧につくりあげ、結果としてこの町が多様性を有し、活気につながっていくということなのだと思います。
一設計事務所として、このような街づくりに係わりを持ち、設計を任ぜられるということは、大変光栄であるし、今後も街づくりのお手伝いを誠意持ってすすめさせていただきたいと思っています。

今回は、この街が日向町と言われていた時代に、町工場が多く立地していたという地縁から、
その歴史を想起させるよう、クライアント様からのご要望で工場のようなつくりをめざしています。
テナントとしては、時間貸し駐車場・物販・飲食店舗を許容できるよう鉄骨造で耐火建築物として設計。
経済性も考慮した、シンプルかつ素材感を感じられるよう配慮しています。
この建物が建ち、この街が更に奥行が深くなるように願っています

_DSC0885_1

_DSC0899

_DSC0889